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色弱コンタクトで新しい世界を感じてみましょう!
色弱コンタクト
色覚異常補助 (赤色弱・ 緑色弱)コンタクトレンズ
目次



商品の情報、整列

商品分類リスト

色弱コンタクト

  ▶概要
 
1.定義 

私たちが認知する色は、対象が持っている固有の色ではなく、対象が部分的に吸収し、部分的に反射する光の色です。例えば紫は430nm、緑色は520nm、黄色は575nm、赤色は650nmの波長で表示されます。可視光線は電磁波スペクトルの一部分として、その波長は350〜750nmにわたっています。つまり、色は可視光線スペクトルの光の波長の組み合わせによって作られる現象であると言うことができます。ところで、この色を認知する人の色覚は、主観的な感覚で対象の固有の物理的特性そのものではなく、一人一人が自分の目と脳神経系を介して作られた結果です。

したがって、同じ対象を見る場合でも、人によって色に対する認識が少しずつ異なることがあります。ところが、このような差は、日常生活でのコミュニケーションや情報交換に問題がないのに対し、微妙な色の認識の違いの域を超えて、健常者と違った色覚を持つ場合があり、これを色覚異常と呼びます。色覚以上の特徴は、いくつかの色を全く認識できなかったり、他の色と区別できないことです。

色の認識は、具体的に網膜内の視細胞のひとつである円錐細胞(cone cell)の機能が左右します。円錐細胞は、外側の部分の形状が円錐形で生じた光受容体細胞で、光を感知しその刺激を神経信号に変えてくれます。この円錐細胞は、敏感に反応する光の波長の領域が種類によって異なりますが、これらの属性を分光感度(spectral sensitivity)と言い、これは各円錐細胞が持つ固有の特性です。分光感度に応じて3つの種類に分けることができ、長い波長に敏感な円錐細胞(long wavelength-sensitive cone;570〜590nm)、中間波長に敏感な円錐細胞(medium wavelength-sensitive cone;535〜550nm)、そして短い波長に敏感な円錐細胞(short wavelength-sensitive cone;440〜450nm)などがあります。

そして、それぞれはその波長が反映する色に応じて赤円錐細胞(red cone)、緑円錐細胞(green cone)、青色円錐細胞(blue cone)と呼ばれることもあります。結局、この3つの円錐細胞が刺激される割合に応じて人間はすべての色を区別することができるようになり、これを色覚の三色説(Trichromatic theory)と言います。つまり、赤、緑、青の3原色を配合して、すべての色を表現することができるという概念です。したがって、このような円錐細胞の機能に異常があるときに色覚異常が生じるようになります。

<図、色相を区別する原理>
図、色相を区別する原理

2頻度 

色覚異常の中では、一般的に緑色弱(Deuteranomaly)が最も多く、全体色覚異常の25〜45%を占めています。その次に緑色盲(Deuteranopia)、赤色盲(Protanopia)、赤色弱(Protanomaly)の順です。しかし、これら三つの頻度はほぼ等しく、それぞれ 男性全体の人口の約1%に相当します。第三色覚異常や完全色盲は非常にまれなので、約0.005%の頻度を見せています。

色覚異常は、よく見られる症状で、男性全体人口の約5〜8%に表れています。欧米では、男性の8%、女性の.5%が色覚異常と言われ、国内では男性の5.9%、女性の0.4%が色覚異常と言われています。

  ▶分類
 


色覚異常は、円錐細胞の異常の程度と種類に応じて分類されます。過去に色盲、色弱、色神などと呼ばれていた 概念よりも具体的で疾原病理に基づく分類と言う事が出来ます。

1.円錐細胞の異常の程度に応じて分類

1)三色型色覚者(Trichromat)
網膜に3種類の円錐細胞、すなわち、正常な分光感度を持つ赤、緑、青円錐細胞の全てを持っており、正常な色の認識分別能力を保有している正常色覚者のことを言います。

2)異常三色型色覚者(Anomalous trichromat)
赤、緑、青の3つの円錐細胞がすべて存在しますが、これらのうちいずれか1種類の円錐細胞の分光感度が異常なので、該当する色の認識が健常者と異なる場合です。(円錐細胞内の光色素が健常者と異なり、普通の人よりもわずかに異なる波長に敏感に反応するように遺伝的に決まっています。)

3)異色型色覚者(Dichromat)
3つの円錐細胞のうち二つの円錐細胞だけを持っている場合で、該当する色の認識にかなりの障害を有することを意味します。

4)単色型色覚者(Monochromat)
1つの円錐細胞だけを持っているか、あるいは円錐細胞が全くない場合を言います。このような場合はごく稀で、他の色覚異常とは異なり、ほとんど視力が非常に悪く、眼球があちこち揺れる 眼球振盪現象も伴って表れるようになります。

2.異常円錐細胞のタイプによる分類

1)第一色覚異常(Protan defect)
赤色円錐細胞(red cone)の機能異常、あるいは欠損がある場合です。赤が光の三原色のうち第一の色であるため、第一色覚異常と呼びますが、その中で赤色円錐細胞が存在しない異色型色覚者を赤色盲(protanopia)と呼びます。または赤色の円錐細胞がありますが、その光色素が異なり、分光感度が健常者と異なる場合を赤色弱(protanomaly)と呼びます。

2)第二色覚異常(Deutan defect)
緑色円錐細胞(green cone)の機能異常、あるいは欠損がある場合です。緑の円錐細胞が存在しない異色型色覚者を緑色盲(deuteranopia)、緑円錐細胞がありますが、その光色素が異常の場合は、緑色弱(deuteranomaly)と呼ばれます。

3)第三色覚異常(Tritan defect) 青色円錐細胞(blue cone)の機能異常、あるいは欠損がある場合で、これは全人口の0.005%以下で表示される非常に珍しいタイプです。先天性色覚異常の99%以上は、第一または第二色覚異常です。青色円錐細胞が存在しない異色型色覚者を青色盲(Tritanopia)、存在はするがその光色素が異常の場合を青色弱(Tritanomaly)と呼びます。 円錐細胞の異常の程度そして異常細胞のタイプに応じ、上記二つの分類を総合して色覚異常を要約すると次の表のとおりです。

<表、色覚異常の分類>
表、色覚異常の分類

3.色覚異常の既存の用語の問題

これまで使われてきた、色盲、色弱、赤緑色盲などの表現は、現在の基準からすると、不適切な面があります。色覚異常者全体をひっくるめて、色盲と呼ぶと、色を全く認識できないという意味になってしまいます。しかし、実際の色覚異常者達は色の分別能力が落ちている状態であって、色を全く認識できない状態ではない為、 この色盲という用語は、色覚異常者全体を指すには不適切であり、また否定的な意味が含まれてしまいます。 したがって、非常にまれなケースである単色型色覚者を除いては、なるべく使用しない方がいいでしょう。赤緑色盲、あるいは赤緑色弱と呼んでいた用語も、色覚異常発生原理に合わせて、赤色円錐細胞の異常である場合は赤色盲あるいは赤色弱と、緑の円錐細胞の異常である場合は、緑色盲あるいは緑色弱 と呼ぶことがより望ましいでしょう。
  ▶症状
 
色覚異常があれば、通常色覚者とは違った方法で色を認識するようになり、日常生活において不便な場合があります。しかし、色を全く区別できない場合は、非常にまれなので、ほとんどの色覚異常者は色覚検査で発見される前に、自分自身で異常を感じていない場合が多く、大きな支障がなく日常生活をすることができます。 色覚異常の中で最も一般的なタイプである緑色弱は、円錐細胞光色素の分光感度分布が、健常者の赤色円錐細胞と緑色円錐細胞の感度との間に位置するようになりますが、この感度がどの程度正常値から離れているかによって、症状の程度が決定されます。


異色型色覚の赤色盲や緑色盲は円錐細胞の一つがないので、症状がより重い方です。たとえば、第一色盲つまり赤色盲は、長波長の領域に反応する光色素がないため、650nm以上の赤に対して鈍感で、赤が黒に見えるとか、黒の服を着なければなら席に赤系の服を着て行ったりすることが起こる場合があります。 第二色盲つまり、緑色盲の場合には、中間の長さの波長、すなわち緑系統の色波長に敏感な円錐細胞が存在せず、緑よりも長波長側は黄色、緑より短波長側は青と認識してしまい、世界を黄色と青の二つの系統の色で感知する傾向が生じます。


<図、健常者と色覚異常者の分光感度の違い>
図、健常者と色覚異常者の分光感度の違い




<画像、緑色盲画家の絵>
画像、緑色盲画家の絵


  ▶検査
 
色覚異常の検査は、その検査の目的に応じてスクリーニング(Screening)、程度判定検査(Grading)、診断確定検査(Diagnostic)、職業適性検査(Vocational)に分けることができます。各検査の具体的な種類は次のとおりです。

1.仮性同色表検査(Pseudoisochromatic plates test)

仮性同色表は、同じ色点で構成された数字や形を、混同しやすいように似たような色の 色点 と一緒に配列してある検査表です。正常な色覚者は簡単に数字や形を知ることができますが、色覚異常者は周辺の色と混同して数字が見えなかったり、他の数字と混同するように作られています。

1) 石原色覚検査(Ishihara pseudoisochromatic plates test)
1917年、日本の眼科医石原によって最初に作成されて以来、数回の改正を経て、現在世界で最も広く利用されている色覚検査法です。持ち運びも検査方法も簡単で、手軽に利用することができ、ほとんどの色覚異常者を発見することができる高感度(90〜95%)の優れたスクリーニング検査です。ただし、まれに正常なのに色覚異常者と判定された場合(偽陽性)や、色覚異常があるにも正常と判定された場合(偽陰性)があり、使用する際に参考にする必要があります。 色表の数に応じて、それぞれ38、24、14表版がありますが、第一色覚異常と第二色覚異常、すなわち、赤緑色覚を発見することができ、第三色覚異常は発見することができません。一般的に、第一色覚異常と第二色覚異常を区別することができませんが、38表版では、両方の異常を区別することができる診断色表(diagnostic plates)が提供されます。数字を読めない小児や成人のための行ライン(trails)検査色票もありますが、軽度、中等度、高度の色覚異常の程度を区別することはできません。


ある研究によると、異常三色型色覚者の66%、異色型色覚者の99%が色覚異常のために、日常生活に不便を感じるとしています。色覚異常のタイプに応じて、実際に色覚異常者がどのように事物の色を感じるかをシミュレートすると、次の図のとおりです。

<画像、正常色覚と比較し色覚異常者がそのタイプにより 実際にどの様に見えるのかを表したシュミレーション >

<画像、石原仮性同色表 38表版>
画像、石原仮性同色表 38表版

2)HRR色覚検査(Hardy-Rand-Rittler pseudoisochromatic plates test)
丸、三角、バツの3つの形を発見する検査で、数値に慣れていない小児や成人に適用することができる検査です。 24個の色表で構成され、石原検査ほど色覚以上の発見感度が高くはありませんが、石原検査ができない第三色覚異常も発見することができます。したがって、後天性色覚異常の診断にも有用に使われます。軽度、中等度、高度の程度判定もできるように構成されています。


< 画像、変型色表(transforming plates)>
画像、変型色表(transforming plates)

2. 色相配列検査

1) FM100色相テスト(Farnsworth-Munsell100-hue test) 85個の異なる色票を4つのトレイに分けて入れ、これを色相順に配列するようにさせ、隣接する色と区別できるかどうかを測定して検査する方法です。隣接していない 色票を誤って認識して隣接するように配列すればするほど、エラー値が増加して、エラー値の合計(total error score)とそのパターンで色覚異常のタイプと程度を判定することができます。検査実施と分析に相対的に時間がかかる欠点がありますが、色覚異常の程度を定量的に正確に区別することができ、第三色覚異常の検査も可能で、後天性色覚異常者の追跡観察にも使用することができる利点があります。
<画像、H-R-R 仮性同色表>
画像、H-R-R 仮性同色表

2)パネルD-15テスト
15個の色票を色相順に配列するようにした後、色票の裏面に表示された数字を、番号1番から記録用紙に連結して、配列された形に基づいて色覚異常を判定します。記録用紙の画像上交差往復横断線が2つ以上の場合、不合格と判定し、中等度以上の色覚異常があると判定することができます。軽度の色覚異常は、この検査を健常者のように通過します。記録用紙の引出線軸のいずれの方向と横断線が一致するかに応じて第一、第二、第三色覚異常に分類します。

<画像、パネル D‐15テスト(Farnsworth panel D-15 test)>
画像、パネル D‐15テスト(Farnsworth panel D-15 test)

3) アノマロスコープ検査(Anomaloscope)
アノマロスコープ検査は、先天性色覚以上の診断と分類、程度判定に敏感で、最も正確な結果を示し、すべての色覚検査の標準となる検査です。アノマロスコープ下部の半円黄色と一致させるために、上部半円の赤と緑を被験者が適切に混合して(color matching)色覚異常を診断する方法です。しかし、使い方が難しく検査が非常に熟練する必要があり、スキャン時間が長くかかり、機器の価格が高いという欠点があり、実際の使用は非常に限られています。第三色覚異常、もしくは後天色覚異常には使用することができないだけで、先天的に色覚以上の第一、第二色覚異常が対象となります。アノマロスコープはNagelとNeitzの二つのモデルがあります。

<11.画像、アノマロスコープ( Neitz  anomaloscope )>
画像、アノマロスコープ( Neitz  anomaloscope )

4)灯色識別検査 (Lantern test)
灯色識別検査 とは、特定の職業で業務遂行能力の評価のための目的で利用されている検査で鉄道、船舶、航空業務従事者を対象に、実際の信号の識別能力があるかを判定するのに使用します。運転免許取得時施行する三色灯検査も、業務遂行能力評価に基づいた灯色識別検査の一種です。
  ▶色覚異常の遺伝
 
色覚異常は、性染色体に関連する劣性遺伝であり、X染色体の色覚遺伝子に異常があるとき男性は症状が現れる色覚異常者となり、女性は保因者となります。 息子は母系の遺伝を、娘は父系の遺伝を受けます。そのため、父親が色覚異常だからといって息子が色覚異常になるわけではなく、むしろ息子はすべて正常、娘はすべて保因者となります。 母親が保因者で父親が正常の場合、息子が色覚異常になる確率は、妊娠ごとに50%であり、また娘が保因者になる確率も妊娠ごとに50%です。性染色体関連遺伝の特性上、女性は保因者になることはあっても、症状がある色覚異常者にならないのが一般的ですが、非常にまれに父親が色覚異常者で、母親が色覚異常保因者である場合には、その娘から色覚異常が発生することがあります。また、両方のX染色体のうち一個が非活性化された場合(Lyonization)、あるいは色覚異常遺伝子を持つターナー症候群である場合、女性でもまれに色覚異常が発生することがあります。

したがって、同じ対象を見る場合でも、人によって色に対する認識が少しずつ異なることがあります。ところが、このような差は、日常生活でのコミュニケーションや情報交換に問題がないのに対し、微妙な色の認識の違いの域を超えて、健常者と違った色覚を持つ場合があり、これを色覚異常と呼びます。色覚以上の特徴は、いくつかの色を全く認識できなかったり、他の色と区別できないことです。

  ▶後天性色覚異常
 


後天性色覚異常は、眼疾患または脳疾患によって発生する色覚異常で全色覚以上の人口のうち、約1%未満です。代表的に円錐細胞の機能異常をもたらす網膜疾患が原因となることがあり、糖尿病性網膜症、年齢関連黄斑変性、中心性脈絡網膜症、網膜色素上皮変性症、スターガルト病、円錐細胞異栄養症など様々な疾患が色覚異常の原因となることがあります。
また、色覚情報を脳に伝達する視神経の異常があるときにも色覚異常が表示され、視神経炎、各種視神経症、緑内障などが原因となります。後頭葉脳梗塞、脳腫瘍、パーキンソン病、などの脳疾患でも後天性色覚異常が表示され、有機溶剤、スチレンなどの産業物質による毒性反応によっても色覚異常が現れるとします。後天性色覚異常は、先天性色覚異常とは異なり、ほとんどの第三色覚異常、すなわち青色弱もしくは青色盲で表示されます。



 
<表、先天性及び後天性色覚異常の特性比較>
表、先天性及び後天性色覚異常の特性比較
  ▶治療
 
色覚異常は、円錐細胞の機能に問題がある先天性のため、これまでのところ根本的な治療が不可能です。ただ着色コンタクトレンズや眼鏡で色覚異常を部分的に補正することが出来ますが、石原仮性同色表検査色票を合わせるなどの部分的な改善程度です。そのため、色分別能力自体を改善させるのではなく、2つの隣接色のコントラストを増強させることで、一方は明るく、一方は比較的暗くし、明暗差、明るさの差を増強することで2つの色をより簡単に区別できるようにする方法です。

  ▶色覚異常者の就職、進学
 
過去には、色覚異常があれば無条件自然系、医学部、美大など、大学進学をあきらめなければならない時がありました。一般の会社に就職する際にも不利な待遇を受けていました。しかし、実際には色覚異常があるとしても、その程度に応じて、ほとんどは、日常生活に大きな不便がないという事実が一般化され、最近では色覚異常があること、それ自体だけで職業選択や教育機会の決定過程に不平等な待遇を受けてはならないという、社会的認識が徐々に広がってきています。 特にここ数年の間に、色覚異常と関連した就業規則がかなり緩和され、徐々に合理的な方向に変わっています。 国内で色覚異常者が、職業選択や大学の選択時に注意すべき職種について調べてみると次のとおりです。


1. 航空職種 

色覚異常の関連規定が最も要求の厳しいところは、航空関連職種です。全世界的に共通の現象ですが、国内の航空関連のすべての職種は色覚が正常でなければなりません。その程度がわずかでも許可されません

2.その他:海運職種/消防職種/警察公務員/一般公務員/運転免許取得/航空大学/警察大学